松本サリン事件20年 遺族の思い

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１９９４年にオウム真理教による長野県松本市で事件を起こした「松本サリン事件」が、

本日、６月２７日で、２０年を迎えます。

あの忌まわしい事件が、思い出されます。



あれから２０年たったのですね。

事件に関わらなかったものに取っては、

日々の生活に追われ、忘れかけていた事件でした。

ＮＨＫのニュースを見て、事件の第一報者であった河野善行さんが




語る姿と心境を知り、風化させてはならないと思い

ブログにて記事を書かせてもらいました。

忘れかけていた人たちに、一人でも多く、遺族の心境を知って頂きたいと思います。

事件直後の犠牲者は次のとおりです。　お悔やみ申し上げます。

35歳女性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
19歳男性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
26歳男性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
29歳女性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
53歳男性 1994年6月28日午前0時15分頃死亡
45歳男性 1994年6月28日午前2時19分頃死亡
23歳男性 1994年6月28日午前4時20分頃死亡

そして、６年前に、河野善行さんの奥さんが亡くなられ犠牲者は、８人となりました。

１９歳男性は、阿部和義さんの長男裕太さんで、

信州大学経済学部２年でした。

週末に習志野市に帰省していた裕太さんは、

外出する両親を玄関で見送った。

「珍しいこともあるもんだと思った。『さよなら』って言ってくれた」。

それが最後になった。と語られていました。

裕太さんの姉と妹は、医者になったそうです。

おそらく、心境から、医者への道へと進まれたのでしょう。

２６歳男性は、伊藤洋子さんの長男伊藤友視（ともみ）さんで、薬剤師、

当時は、たまたま松本のアパートにいました。

「死刑判決が出れば気持ちが変わるかもしれない」と思っていたが、

０６年に死刑判決が確定した後も松本死刑囚は生き続けている。

いら立ちを抑えられなかったとのことです。

この２０年で、家族は次々に後を追ったそうです。

役場勤めだった洋子さんに代わり友視さんを育てた祖母は、０１年１０月に他界。

父輝夫さんは友視さんの身長に合わせた墓の前での飲酒が増え、

肝硬変と脳出血で倒れた。

「土産話なしでは天国の友視に会えない」。

半身不随になっても死刑を見届けることを望んだが、

松本死刑囚の死刑確定から４カ月後の０７年１月、７２歳で力尽きました。

心痛、本当に、お察しします。

２９歳女性は、整形外科医・安元三郎さんの長女三井（みい）さんで、

松本で一人暮らしをしていた信州大医学部の６年生でした。

医学部に合格したとき、夫妻は喜んそうです。

もともと医師の道を勧めていということです。

三郎さんは「留年しないよう勉強を」とクギをさす一方、こう励ましたという。

「世の中に役立つ医者になってほしい」

三郎さんは事件当夜、三井さんからの電話を受けたという。

「英単語の意味を聞かれた。近況報告もあったと思う」。

３０分ほど話した。三井さんはその直後、サリンに襲われた。

自室で、受話器の方に手を伸ばして倒れていたという。

「何にも整理がつかんな。死ぬまでこの気持ちをもっていくしかない」

と、安元三郎さんは、語っておられました。

事件の第一報者であった河野善行さんは、

現場の近くに住み、事件直後、疑いの目を向けられました。

事件直後、警察の事情聴取を受けていた河野さんは、

当時の心境について「やっていないのは自分がいちばんよく分かっているから、

仮に間違って罪に問われ、死刑になっても、

落ち度がないのだから向こうが反省すればいいと思い、

心のバランスを取っていました」と振り返りました。



そして事件の教訓については、

「それぞれの仕事のプロがプロの仕事をしていなかった。

風化を食い止めるのは難しいが、

事件で学んだことを教訓として生かしてほしい」と述べました。

一つ一つの記事を書きながら、犠牲者の家族の心境を思い、

涙が出てきてしまいました。

その後、あの地下鉄サリン事件が、起きました。

この時にもっと、警察が、調査、行動していれば、

未然に防げたのでは、なかっかと思います。

また、地下鉄サリン事件の犠牲者の方々にも、

お悔やみを、申し上げます。

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